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首都圏私鉄路線を徹底比較 8つのランキングで分析

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自分が利用する鉄道路線はほかの路線と比べて快適なのか、運賃は安いのか、気になる人は多いだろう。そこで首都圏の大手私鉄各社の戦略や主要路線の実力を徹底比較してみた。

西船橋─中野間を結ぶ東京メトロ東西線。朝の通勤ラッシュ時間帯は混雑率が199%(上り列車)と過酷だ(撮影:梅谷秀司)

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Ⅰ 通勤・通学でイライラする路線は?

小池百合子・東京都知事は「満員電車ゼロ」を掲げて当選を果たしたが、混雑が緩和されたという話はまったく聞かない。

国土交通省によれば2016年度の朝ラッシュ時混雑率のワースト1位は東京メトロ東西線の199%。混雑が激しいJR総武線のバイパス線として建設されたが、今や総武線の混雑率を上回る。混雑対策の決定打はなく、東京メトロも駅の乗り降りに伴うストレス軽減へドアの幅が広いワイドドア車両を導入するのが精いっぱいだ。

2位は小田急小田原線の192%。しかし、小田急は複々線化による来年3月のダイヤ改正で朝ラッシュ時の輸送量を4割増やす。これにより混雑率は一気に150%程度まで低下する予定だ。

3位は東急田園都市線の184%。二子玉川や三軒茶屋など人気の高い駅を数多く抱えるが、大混雑状態に故障や人身事故が重なり列車が止まると、乗客の不満は爆発する。10月、11月と2カ月連続して電気系トラブルで長時間にわたり運行がストップしたことは記憶に新しい。

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