取引所やマイニング(採掘)事業、さらにはヘッジファンド、デリバティブ事業まで。矢継ぎ早に仮想通貨関連の事業を展開するSBIホールディングスの北尾吉孝社長に話を聞いた。

SBIホールディングス社長 北尾吉孝
きたお・よしたか●1951年生まれ。74年4月野村証券入社。78年英ケンブリッジ大学卒業。92年野村証券事業法人三部長、95年ソフトバンク常務などを経て、99年から現職。(撮影:田所千代美)
──力の入れ具合は金融機関の中で群を抜いています。
日本円や米国ドルは国家の権力によって作られているが、ビットコインは分散した信用の枠組みの中で作り出されている。これは画期的なものだ。われわれが展開する仮想通貨のビジネスは一つの生態系であり、グローバルなインフラにしていきたい。
分散型の仕組みは、既存の金融機関にはフレンドリーではない。ひょっとしたら中央銀行すらいらなくなるかもしれないという世界だから、米JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEO(最高経営責任者)のように「ビットコインは詐欺だ」と敵視する。だが私は(仮想通貨に積極的な)米ゴールドマン・サックスと近くて、きちんと仮想通貨のインフラを作っていけば、新たな収益機会が生まれると判断している。
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
トピックボードAD
有料会員限定記事
連載一覧
連載一覧はこちら
ログインはこちら