経営分析のためのツール「経営指標」の正しい使い方とは。
決算書の基本的な読み方を押さえたら、それを用いて「いい会社」を見極めることもできます。もちろん株式投資先や就職先、取引先など、「いい会社」の定義はさまざま。ただベースとなる評価軸は存在します。それは倒産のリスクが少ない「安全性」、稼ぐ力を備える「収益性」、そして成長の可能性を示す「将来性」の大きく三つに分けられます。それぞれの評価に役立つのが、財務3表の数字を基に割り出す「経営指標」です。
よくある決算関連の書籍には、経営指標がずらっと並び、それぞれの重要性が書かれています。ただそれでは、どの指標から読めばいいかの順番がわかりません。
私は経営指標を用いた経営分析には、優先順位があると考えています。「まずは安全性から見ろ」というのが私の考えです。どんなに収益を上げても、会社は負債が返済できなければ倒産してしまうからです。では、どうすれば安全性を見抜けるか。そこでチェックすべきが貸借対照表(BS)です。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら