有料会員限定

ビッグデータ活用への布石 「匿名加工情報」新設の効果は

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 最新
拡大
縮小

5月30日の改正個人情報保護法施行で、個人が特定できないように匿名加工すれば、本人の同意を得なくてもデータを売買できるようになった。

まず動いたのがイオン銀行だ。「匿名加工情報を作成した」とウェブで公表。「年代(5歳刻み)、居住する都道府県、郵便番号、口座開設からの経過月数」などを個人が特定できないように加工した。

Tポイントカードを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブのデータ販売子会社・CCCマーケティングも匿名加工情報の提供をウェブで宣言。「郵便番号は上3ケタのみ、住所は都道府県まで、メールアドレスは@(アットマーク)以降とし、生年月日は年代に変換する」と説明している。

特集「民法大改正&個人情報保護法」の他の記事を読む

鮮明なSuica事件 炎上恐れて及び腰

ただ、情報通信総合研究所・法制度研究部の桑原俊・副主任研究員によれば、「匿名加工をウェブ上で宣言している会社は8月に入っても数十社あるかないか。どうも様子見状態だ」。多くの会社が二の足を踏むのは、法改正前の2013年に起きた東日本旅客鉄道(以下JR東日本)の「Suica(スイカ)事件」が頭から離れないためである。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【逆転合格の作法】「日本一生徒の多い社会科講師」が語る、東大受験突破の根底条件
【逆転合格の作法】「日本一生徒の多い社会科講師」が語る、東大受験突破の根底条件
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
民法大改正&個人情報保護法
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内