有料会員限定

ビジネスマンのための法律相談 Q&A

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小

回答者:元弁護士・ライター/福谷 陽子

特集「民法大改正&個人情報保護法」の他の記事を読む

上司との業務連絡でLINEやSNSを使っているのですが、彼女との関係などを聞かれて困っています。答えないといけないのでしょうか? やめてもらうことは、できますか?

答える必要はありません。また、やめてもらうように言うこともできます。今回のご相談のように、上司や経営者とLINEやSNSでやり取りをしていると、上司にその気がなくても部下に対しプレッシャーを与えてしまうことがあります。業務時間と時間外の区別があいまいになり、業務終了後に業務連絡を入れてしまうことがありがちです。

イラスト:シライカズアキ

このような場合はパワーハラスメントになる可能性があります。厚生労働省が定めるパワハラの類型には、「個の侵害(プライバシー侵害)型」があります。こうした形でパワハラを受けた場合、上司に対し、問題がある(パワハラになる可能性がある)ことをやんわりと伝え、控えてもらいましょう。それでも収まらない場合は外部機関に相談してみるのも手です。

たとえば、法務省の「みんなの人権110番」、厚労省の「総合労働相談コーナー」で相談をすることができます。法的な対応が必要な場合には、弁護士に相談できる「法テラス」に問い合わせることをお勧めします。精神的に追い詰められて苦しい場合には、厚労省の「こころの耳」というウェブサイトにアクセスして、相談してみることをお勧めします。

関連記事
トピックボードAD