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キュレーションの泥沼 大手企業もつまずいた

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記事量重視の姿勢や責任のあいまいさから、肝心の品質や信頼性が軽視されていた。

一連の騒動の責任を取り、守安功CEOは6カ月間、月額報酬を50%減額する(撮影:尾形文繁)

今年2月に米グーグルが行った「アップデート」が、ネット業界を騒然とさせている。それまで上位を占めていたキュレーションサイトの検索順位が軒並み低下したのだ。

キュレーションサイトとは、インターネット上の情報をテーマごとにまとめ、記事形式で配信するメディア。「キュレーター」と呼ばれるライターを多数起用し、文章量の多い記事を大量に配信することで読者を集め、広告収益を上げるのが特徴だ。

だが、昨年夏から冬にかけ、画像や文章の盗用や、信憑性の低い医療情報が掲載されているなど、驚愕の実態が次々と明らかになった。

やり玉に挙げられたのはディー・エヌ・エー(DeNA)だ。2014年にインテリア情報サイト「iemo」を運営するiemoとファッション情報サイト「MERY」を運営するペロリの2社を買収し参入。成長の柱として事業を急拡大させてきた。

だが、同社が運営する医療情報サイト「WELQ」に薬事法に抵触する疑いのある記事が掲載されていたことがネット上で“炎上”。DeNAが運営する10サイトは昨年12月、閉鎖に追い込まれた。

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