[ポイント1]
治療中の病気があったりして保険会社から引き受けを断られ、保険加入への道が立たれたと思い込む人は多い。高齢ほどその確率は高くなる。
[ポイント2]
だが今、保険引き受け基準が緩和される方向に向かいつつある。医療技術と治療薬のおかげだ。同基準は「企業秘密」だが独自に資料を入手した。
[ポイント3]
現在、高い保険料を払って引受基準緩和型保険に入っている人は、通常の保険に加入できないか開始したほうがよい。保険は見直しが大切だ。
「ある生命保険会社に、『あなたは加入できません』と言われた。きっと血圧の最高値が高かったからだろう。もう自分は保険に一生入ることはできない」──。
そんなふうに考えて保険への加入をあきらめる人は少なくないだろう。薬を飲んでいたり、治療中の病気があったりして、保険会社から引き受けを断られ、保険加入への道が絶たれたと思い込む人は多い。
生命保険文化センターの調査(図表1)でも生命保険に加入しない理由のうち、「健康上の理由や年齢制限から加入できない」と回答した人は「経済的余裕がない」に続いて2番目に多く、20%を超える。
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