有料会員限定

公的資金投入遅れると130円台乗せ 日本の金融不安におびえる為替市場

印刷
A
A

アジア通貨危機で日本の貿易黒字は頭打ちへ。金融不安の高まりで日米の円安許容ラインは120円台後半へ切り下がる

これまで為替相場は、日本悲観論(日本売り?)と日米政府による円安是正への警戒論とが真正面からぶつかり合ってきた。それが北海道拓殖銀行、山一証券など日本の大手金融機関の相次ぐ破綻をキッカケにして、円安ドル高がジリジリと進む展開になっている。

野村総合研究所のリチャード・クー主席研究員によると、「海外の金融関係者の日本悲観論はものすごい。私が125円を円安と呼ぶと『何が円安だ。長期の景気低迷、膨大な財政赤字、急速な高齢化など日本経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)からすれば、125円はまだ円高である。円安と呼ぶのは150~200円の水準を言うんだ』との答えが返ってきた。このまま放置しておけば、円安ドル高が進む可能性が高い」と警戒心をつのらせる。

確かに日本のファンダメンタルズは、景気の長期低迷、財政赤字だけでなく、金融不安、日米成長率格差、内外金利差、外為法改正など円安ドル高材料が目白押しである。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
平気で「サラダ」を食べる人が知らない超残念な真実
平気で「サラダ」を食べる人が知らない超残念な真実
任天堂Switchが「6年目でもまだまだ売れる」根拠
任天堂Switchが「6年目でもまだまだ売れる」根拠
平気で「漬物」を食べる人が知らない超残念な真実
平気で「漬物」を食べる人が知らない超残念な真実
生保レディ、昇格しても固定給が下がる理不尽
生保レディ、昇格しても固定給が下がる理不尽
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT
有料会員登録のご案内