堀江、宮内容疑者ら経営中枢が根こそぎ逮捕 東京地検の捜査で虚業ライブドアの全貌解明へ
株式交換と投資組合を使った自己株売却益の還流が虚飾の成長のからくりだった。捜査はまだ第一段階。そして、この先出てくるものは。
[ポイント1]
直接の容疑は子会社が行った買収の際の虚偽発表(証取法違反の偽計取引)と決算水増し(同・風説の流布)だが、粉飾決算疑惑も。
[ポイント2]
実質支配する投資事業組合を第三者に仮装することで、同組合への株式売却益を損益計算書に利益計上し決算を”水増し”した疑惑。
[ポイント3]
株式交換の交換比率も仲間内の会社使い有利に算定させた疑い。神奈川・江の島に出店した「海の家」には暴力団関係者の関与も。
東京地検特捜部による六本木ヒルズへの宵闇の急襲から1週間、ライブドア事件は急展開を見せた。
「時代の寵児」といったありきたりの修飾語には収まりきらない希代のアイドル経営者でもあった堀江貴文社長(33)は、1月23日午後7時を境に「容疑者」と呼ばれるようになった。翌日に社長を降り、25日には取締役も辞任した。ナンバー2で実質的にグループを取り仕切った宮内亮治取締役(38、24日辞任)ら幹部3人も逮捕された。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待