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津賀改革 5年目の余裕? パナソニック 「勘や」としか言いようがない

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中期経営計画発表翌日に株価が下がる──この「津賀の法則」は健在だった。「売上高10兆円」は歴代社長の悲願。しかし津賀社長はその旗を降ろし、早々に今期減益見通しを示した。自信喪失の現れなのか、それとも5年目突入による余裕のなせる業なのか。

つが・かずひろ●1956年大阪府に生まれる。79年大阪大学基礎工学部生物工学科を卒業し、松下電器産業(現パナソニック)入社。86年、米カリフォルニア大学サンタバーバラ校コンピュータサイエンス学科の修士課程を修了。90年代後半以降はDVDの規格化などに奔走。2004年当時最年少で役員に就任。08年、自動車部品部門トップ。11年、AV機器部門トップ。プラズマ工場の稼働停止を命じるなどテレビ事業改革を断行。12年6月より社長。(撮影:梅谷秀司)

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プラズマテレビからの撤退など大ナタを振るい、就任直後に7542億円の巨額赤字を計上するなど構造改革を主導してきた津賀一宏社長が、今年6月で5年目に突入する。株式市場は二度目の中計発表でも、株価下落の洗礼を浴びせた。

──従前から「自身の任期は6年間」と言っていた。残り2年だ。

いやいや、必ずしもそうは言っていない(笑)。長くやりたいということはないけれども、別に6年と社外へ向けて言ったことはない。

やりたいというのと、誰が社長をやるのがいちばんふさわしいかというのは別の話。やりたい人間がやるのがいいとも思わない。ただ、やればやるほど見えてきた「手触り感」が出てきたのは間違いない。やってみないとわからない。

──手触り感が出てきたというのはどういう意味か。

勘が働くようになってきた。「これはもうおかしいのではないか」とか、「こっちの方向はもっといけるのではないか」とか、そういう勘が働く、直感が働くようになってきたというのは、もう間違いない。住宅や一般的なBtoB、デバイスというような(私が社長就任までにやってこなかった)領域でも勘が徐々に働きだしてきた。

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