アース ミュージック&エコロジーの過去と未来 次世代のユニクロ クロスカンパニー
ポストユニクロの一番手といわれる。実際、柳井正とも交流がある。派手なテレビCM、ずばぬけた在庫消化率、高い正社員比率。44歳社長は、普通とはちょっと違う。
アパレル業界の異端児である。日頃の大胆な言動から「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長と比較されることがある。「ポスト柳井」の一番手だ。その経営者は石川康晴。アース ミュージック&エコロジーというアパレル店を展開するクロスカンパニーの創業者である。
来年中に東京証券取引所1部への新規上場を目指すクロスカンパニー。その成長ぶりはすさまじい。売上高は過去10年で約20倍に急増した(図表1)。グループでは2014年度(15年1月期)に1000億円の大台に達し、店舗数は世界で1000店を超えるまでに成長した(図表2)。
特集「アースミュージック&エコロジーの過去と未来」の他の記事を読む
1999年に立ち上げた主力ブランド「アース ミュージック&エコロジー」(以下、アース)は、ヤングカジュアル衣料の領域で売上高トップをひた走る。それでも石川の野心が尽きることはない。「次はもっと世界に出ていく。ZARAやGAP、ユニクロを目指す」と言い切る。
宮崎あおいのCMで知名度が一気に上がる
クロスカンパニーにとって成長の原動力とは何だったのか。それは「人と違うことをする」ということ。業界の常識にとらわれない姿勢だ。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら