国内アパレル小売市場は消費増税の影響から回復基調にあるが、円安の逆風や消費の多様化による競争激化もあり、総じて力強さに欠けている。
2014年度決算は、「デフレの勝ち組」と称されてきたしまむらが1988年の上場以来初となる2期連続減益になったほか、セレクトショップの雄であるユナイテッドアローズも値上げ施策が失敗し、6年ぶりの営業減益に沈んだ。また苦戦が続く総合アパレル大手のワールドはリストラに追い込まれた。15年度中に全店舗の15%に当たる400~500店を閉めるとともに、約90ブランドのうち、10~15ブランドから撤退する。
そうした中、比較的堅調なのがカジュアルファッションを主体にSPA(製造小売業)モデルを展開する各社だ。クロスカンパニーは15年1月期に売上高、営業利益ともに過去最高を記録。「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングや「チャオパニック」など多数のブランドを展開するパルも好調だった。「ローリーズファーム」を展開するアダストリアも回復している。
この記事は有料会員限定です
残り 443文字
