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葬儀の準備で意外に困ることの1つが、遺影にふさわしい写真のないことだ(イラスト:さとうただし)
一口に葬儀といっても、今やその形式やスケジュールによってさまざまなものがある。
従来、葬儀というと仏教に基づく仏式か、神道に基づく神式、カトリックやプロテスタントの作法によるキリスト教式、あるいは宗教的な要素を取り入れず故人が生前好きだった音楽や花を使った無宗教葬という区分しかなかった。ところが現在では、仏式でも会葬者の多寡によって一般葬と家族葬があり、生活困窮者などが主な対象だった直葬も、通常の葬儀の一つとして行われるようになっている。スケジュールについても、通夜と告別式の2日間にわたって行う葬儀が主流だったのが、最近では通夜を省略して1日で葬儀を行うワンデーセレモニー(1日葬)などが登場している。
ネット上には流通系や新興の企業による格安葬儀の情報があふれ、そのネーミングもさまざま。親の葬儀で後悔しないためには、どうすればいいのか。
[図表1]
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[図表2]
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[図表3]
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家族葬=安いは誤解 格安パックにも注意
まず気をつけたいのは、費用のみを考えて葬儀を選ぶと後悔のもとになりかねない、ということだ。
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