自分が死んだ後、ネットに残された情報はどうなるのか。サービスごとの使い方を学んでおこう。
SNSなどさまざまなインターネットサービスが普及し、今では自分の行動や思い出などをネット上に残すことが一般的となった。しかし、自分が死んでしまうとネット上に残されたデータはどうなるのか。こうしたネット上の「終活」を真剣に考え、手を打っている人はそう多くないだろう。
「大切な人にメッセージを残せる!」「見られたくないデータを消してくれる!」 昨年7月からヤフーが始めた生前準備サービス「Yahoo!エンディング」のサイト画面には、ネット終活に備え、同サービスを利用するメリットを訴える言葉が並ぶ。
Yahoo!エンディングの特長は、基本登録無料ながら、葬儀やお墓の手配までワンストップで行っていることだ。具体的には、全国の葬儀社との有数のネットワークがある葬儀情報サイト運営会社の鎌倉新書と提携することで、ネットとリアルをまたいだ支援を実現している。
葬儀関連のネットサービスは今や多数のプレーヤーが存在する(図表1)。たとえば流通大手のイオンは、子会社を通じ「イオンのお葬式」を手掛ける。「セットプラン家族葬50名で税込み49万8000円」など明朗会計が売りで、クレジットカード払いにも対応している。その中でもヤフーが提携先として鎌倉新書を選んだのは、掲載する葬儀場の規模・質に定評があるからだという。
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