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短期志向に一石投じるオリックス 会社側にも言い分!

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オリックスのある“決断”が、投資家の間で波紋を呼んでいる。きっかけは5月12日、2015年3月期決算と同時に発表した中期経営目標だ。

その内容は、シングルAの格付けを維持しつつ、3年後の18年3月期に連結純利益(米国会計基準)3000億円、ROE(自己資本利益率)11~12%を目指すもの(図表1)。同社が中期目標を発表するのは初。一方で、通期の会社計画値は今期から発表をやめた。ちなみに、16年3月期から中間配当を実施することにし、その予想を出している。

[図表1]
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「成長の芽を摘みかねない短期志向から、中長期志向へシフトする」。単年度の業績計画値は発表しない代わりに中期目標を出した理由をオリックスはこう説明する。あらためて井上亮・代表執行役社長兼グループCEO(最高経営責任者)を直撃すると、「年金基金など長期と呼ばれる投資家も短期志向になっている。かつて5年くらいの期間で業績動向を見て投資してくれたのが、今は2~3年に縮まっている印象を持つ」という答えが返ってきた。

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