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没収された財産はどこへ 腐敗狩りに膨らむ疑問

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腐敗狩りが続く中国では、1日500人もの官僚が取り調べの対象に。没収される財産も巨額に達しているが、その手続きには不透明な部分が多い。

谷俊山中将の収賄額は4000億円にも達したという。写真は谷が故郷の河南省濮陽に設けた豪邸(ロイター/アフロ)

4月17日、中国は官僚による浪費を象徴する問題として反腐敗キャンペーンの中で追及していた「三つの公費」(公費による海外出張、公費接待、公用車)に関する2015年の予算を発表した。

それによれば15年の関連予算総額は63億1600万元(1元=約19円)で、14年より8億3500万元も削減された。発表を受け、中国メディアは財政のスリム化が進んでいると一斉に強調したのだった。

習近平国家主席による年頭あいさつにも、反官僚主義、反形式主義、反享楽主義と並んで「組織のダイエット」という言葉が使われ、政策のターゲットを明確に示していた。14年の実行ベースでも2億5000万元の削減ができるという。

“デブネズミの駆除”とも呼ばれる、官僚による浪費との戦いでも現指導部は着々と成果を上げているといったところか。

中国経済は構造転換による新たな壁に突き当たっているにもかかわらず、これほど政治優先で消費のマインドを冷やして大丈夫なのだろうか。しかも、取り締まりという非生産的な仕事には大量のマンパワーが投下されている。

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