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史上最悪テロ事件の消せない記憶 地下鉄サリン20年

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都心の通勤ラッシュを襲った「地下鉄サリン事件」から20年になる。「事件を風化させてはいけない」。その一心で、被害者たちが封印していた事件の詳細を語り始めた。

事件発生後の日比谷線築地駅周辺の様子。築地は被害者が多くいた。

いつもと同じ朝、いつもと同じ通勤電車に乗り込んだ人たちが史上最悪のテロ事件に巻き込まれた。1995年3月20日、月曜日の午前8時ごろ。東京・霞ケ関駅を通る地下鉄3路線、5本の電車内で事件は起きた。宗教団体、オウム真理教の幹部たちが猛毒サリンを散布した「地下鉄サリン事件」である。

都心の通勤ラッシュを襲った無差別殺傷事件は13人の命を奪い、6000人以上に重軽傷を負わせた。春の訪れを告げる春分の日は翌日の21日である。もし休暇を取得し、連休としていたら、その後の人生は大きく変わっていたかもしれない。そういう人たちが大勢いる。

事件から20年目の春を目の前にして、被害者たちが事件当日の様子を詳細に語りだした。イスラム過激派組織による国際テロ事件が相次ぐ。その衝撃の前では、20年前に日本で起きたテロ事件をめぐる、人々の記憶は遠くに追いやられてしまう。「事件の残忍さや人々の恐怖を決して風化させてはならない」。被害者たちはその一心で、いったんは頭の中で封印した記憶をあえて呼び起こそうとしている。

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