「4代目までは僕が直接育てる」 後継者育成のソフトバンクアカデミアを創設
「新30年ビジョン」では、グループ5000社、株式時価総額200兆円という計画を掲げたほか、後継者を育成するソフトバンクアカデミアの創設も明らかにした(7月28日開講)。十数年後の引退をにらんだ後継者育成へ乗り出す狙いとはどのようなものなのか。
──孫社長は、一つのブランドや要素技術に依存せず、個性のある多くの企業が緩やかに結び付いた経営を目指してきた。5000社への拡大を目指す新30年ビジョンでも、その考え方を強調しました。
19歳のときに事業を始める最初の瞬間から300年成長し続ける企業をつくろうと考えた。一つのブランド、一つのビジネスモデルが300年持続することは難しい。たとえばマイクロソフトのウィンドウズやインテルのチップを300年後も使っているとは考えにくい。一時は天下を獲ったIBMですら30年ぐらいでピークを過ぎちゃった。まさに諸行無常の世界です。
300年続くためには、組織体のあり方を今までにないものにしなければいけないと思った。それが従来のような中央集権型ではなく、さまざまな会社がそれぞれに発展していく分散型経営、ウェブ型経営です。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら