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2016年トップ人事 春の乱 社長の器 特別編(記者座談会)

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経営トップの資質を探る「社長の器」。今回は特別編として各業界担当記者による座談会をお届けする。テーマは有力企業の社長交代ラッシュである。

(本誌:トップ交代取材班)

原油暴落、中国経済失速、世界株安。国内初のマイナス金利の導入はアベノミクスの金属疲労と表裏一体なのかもしれない。センセーショナルな雰囲気で始まった2016年、経済界の経営トップ人事にも波乱が起きている。キヤノンやヤマダ電機、ニトリホールディングス……。今年、大物トップが相次いで社長職を退く。

もちろん、各業界屈指の実力者やオーナー経営者が第一線からあっさりと身を引くことはまれである。だが、経済環境の激変で経営者には実にさまざまな方面から強い負荷が加わるようになった。いかに強烈な個性を持ち、企業を引っ張るカリスマであっても、こうした局面に一人で対処するのは至難の業なのだ。CEO(最高経営責任者)とCOO(最高執行責任者)の役割分担が増えてきたのは当然の流れといえる。

もう一つ今、経済界で起きていることは過去との決別だ。「IT出身か通信出身か」。NECは社長交代のたびに経営戦略の軸がぶれる、戦略の継続性を保てない悩みを抱えていたが、経営企画部門の経験が長い人材の起用で過去との決別を宣言した。トップ交代の舞台裏でいったい何が起きているのだろうか。

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