ヤフーはキャッシュマシンになる 孫 正義 ソフトバンク社長
インターネット上の「おカネの交通量」で世界ナンバーワンを目指す
──ソフトバンクは、Eトレードとの合弁会社により、金融業に足を踏み入れる。この狙いは?
孫 誤解があっては困りますが、我々は証券会社をやるといっても、お店を持つことには興味ゼロ。ですから、メリルリンチが山一を買収した、ということには何の関心もないし、営業マンを持つことに対する興味もゼロなんです。そこが従来の証券会社とは決定的に違うところだと思います。
Eトレードは確かに機能としては証券会社です。が、本質的には我々と同じデジタル情報サービスの会社であると認識しています。あくまで、取り扱うコンテンツが証券販売であるにすぎないのです。
──Eトレードはソフトバンクが掲げてきた「デジタル情報サービス」「インフラ」「世界一」という事業選択の三条件に合致していますか。
孫 富士山は五合目、七合目と上に登るにつれて見える景色が違ってくる。しかし、それによって目指す頂上が変わるわけではない。ソフトバンクも、パソコンソフトの流通から始まってインターネットにシフトしていく中で事業の景色は変わっていきますが、目指している頂上は少しも変わっていません。
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