小学校「英語嫌い」3割、必修化から3年で直面する課題を解決するコツ 英語教育の第一人者・佐藤久美子氏に聞いた
――最近は、小さい頃から英語教室に通う子どもも多いですね。
親が無理やり通わせるのではなく、本人が「行きたい」「先生や友達と英語を話せてうれしい」など、楽しく通えているかどうかに注目しましょう。英語教室に通い始める場合は、体験レッスンを受け、保護者の主観でなく子ども本人に選ばせ、子どもにとって相性のいい教室に行くことをお勧めします。「人前で話すことが苦手」というお子さんが多い印象がありますが、英語を一生懸命聞いて、話して、コミュニケーション能力を磨いてほしいと思います。

佐藤久美子(さとう・くみこ)
玉川大学大学院教育学研究科 名誉教授
津田塾大学学芸学部、同大学院文学研究科博士課程を修了後、ロンドン大学大学院博士課程留学。専門分野は言語心理学・応用言語学・英語教育。 乳幼児の言語獲得・発達を研究し、その結果に基づく英語教育を提案している。NHKラジオ「基礎英語」講師を8年務め、現在はNHK eテレ「えいごであそぼ with Orton」「エイゴビート」の総合指導や監修を行う。多くの教育委員会や小学校で英語研修講師や講演を行い、小中一貫英語教育を推進している。2016年度より、町田市教育委員会の委託を受け、「放課後英語教室」を主宰。幼稚園でのカリキュラム策定や教員研修も行っている。21年よりワールド・ファミリー バイリンガル サイエンス研究所(IBS)主催による小学校英語教員向け勉強会に参画、英語指導教員と定期交流を図っている
(写真:佐藤氏提供)
玉川大学大学院教育学研究科 名誉教授
津田塾大学学芸学部、同大学院文学研究科博士課程を修了後、ロンドン大学大学院博士課程留学。専門分野は言語心理学・応用言語学・英語教育。 乳幼児の言語獲得・発達を研究し、その結果に基づく英語教育を提案している。NHKラジオ「基礎英語」講師を8年務め、現在はNHK eテレ「えいごであそぼ with Orton」「エイゴビート」の総合指導や監修を行う。多くの教育委員会や小学校で英語研修講師や講演を行い、小中一貫英語教育を推進している。2016年度より、町田市教育委員会の委託を受け、「放課後英語教室」を主宰。幼稚園でのカリキュラム策定や教員研修も行っている。21年よりワールド・ファミリー バイリンガル サイエンス研究所(IBS)主催による小学校英語教員向け勉強会に参画、英語指導教員と定期交流を図っている
(写真:佐藤氏提供)
(注記のない写真:Greyscale / PIXTA)
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