JPモルガン・チェースのストラテジストらによれば、世界の株式市場は今年も上昇が続く条件が全て整っている。
下振れリスクはすでに織り込み済み
ミスラブ・マテイカ氏らストラテジストは4日のリポートで「強気を維持するべきだ。強材料は尽きていない」と主張した。中央銀行のタカ派転換や中国経済の減速、新型コロナウイルス対策の大幅な制限強化などの下振れリスクは実現しないか、実現するとしても既に株価に織り込まれていると説明した。
前例のない財政刺激策とコロナ禍からの堅調な回復を背景に、米国と欧州の株価指数は過去最高水準にある。クレディ・スイス・グループは今週、米国株について強気の見方を確認。ソシエテ・ジェネラルは4日、欧州株の今年のリターンを6.6%とする予測を維持し「強気市場は終わっていない」との見方を示した。 ゴールドマン・サックス・グループとブラックロック・インベストメント・インスティチュートのストラテジストもペースは鈍るものの相場上昇を見込んでいる。
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