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子どもの「キラリと光る」魅力見つける意外なコツ HIKAKIN、渡辺直美…次世代の偉人から学ぶ

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(右)現在のHIKAKINさん。再生数やチャンネル登録者数を増やすための、徹底的な分析を欠かさない。最後にチャンネル登録と高評価をお願いするのも、HIKAKINさんが見つけ出した成功法則のひとつなのだという(左)HIKAKINさんのビートボックス動画(https://www.youtube.com/watch?v=LE-JN7_rxtE)(『キラリモンスター ちょっと変わった偉人伝』より)

分身ロボットの遠隔操作を通して「人類の孤独を解消する」ことを目標に掲げる吉藤オリィさんは、小中時代は引きこもりだった。しかし、そんな孤独の中で、ロボットに興味を持ち、こちらも尋常でないハマり方を示し、新たなロボットの可能性を切り開いた人物だ。

「同じハマり方でも、HIKAKINさんは自分の位置やレベルアップのみに興味があるのに対し、吉藤さんは自分の位置やレベルを、他人を通して相対化するところが面白いと言えます。例えば、引きこもり時代に何がつらかったのかと彼に聞くと、『自分はコミュニケーションが苦手だから、他人に何かしてもらったのに自分は何も返せない。それがつらい』と答えています。つまり、HIKAKINさんが自分に矢印が向いているとすれば、吉藤さんは他人に矢印が向いている。自分のようにコミュニケーションが苦手だったり、困難だったりする人たちを助けたい。そこから人類の孤独を解消するというミッションに行きついた。そして分身ロボットを制作するに至ったのです」

また、『シナモロール』『ルロロマニック』をデザインする奥村心雪さんは、「物事を話して伝えることが苦手で、言いたいことが言えなくて手が先に出てしまう」子どもだったが、「自分の中で想像を膨らませることだけは得意だった」という。そうした想像力が、しっかりした世界観のある『シナモロール』の誕生につながったという。

シナモロールは、キャラクターの世界観がしっかりと作り込まれている。奥村さんが、幼い頃から自分だけの世界を作ってきたことが役に立っているそうだ(『キラリモンスター ちょっと変わった偉人伝』より)

つらいことから「逃げ続けて」成功した人もいる

一方、連続起業家として成功している家入一真さんの場合は、コンプレックスの塊。注射器が怖くて学校を逃げ出したことがあるというエピソードの持ち主でもある。

「つらいことからどうしても逃げてしまうというところが家入さんの欠点だといえます。しかし、家入さんが面白いところは、逃げ出した後に、何か新しいことをしたいという意欲を持っていることです。バイトからも、正社員からも逃げてしまうのですが、どこかに所属することが苦手なのであれば、自分で会社をつくればいいことに気づく。でも、そこから会社を上場させたにもかかわらず、すべてを失い、また逃げてしまう。それでも、また会社をつくって成功に導いていく。大人の言葉として『諦めずにその場にずっととどまって花を咲かせなさい』といったものがありますが、家入さんの行動はまさにそんな大人の価値観を覆すものです。逃げていいから逃げた先で何かをすればいい。彼の『諦めたけど、諦めなかった』という言葉からは、何らかの勇気をもらえるのではないでしょうか」

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