スバル、新型「WRX」で国内反撃 国内専用モデル「S4」が象徴する方針転換
富士重は年間の世界販売が約90万台と、決して大きくはない自動車メーカーだ。開発リソースも限られる。短期間に複数の車種を投入する計画であればなおさらで、レヴォーグとS4の駆動系を共通のものとしたのも、ある意味当然と言えよう。
メーカーとしての軸足を米国に移したとはいえ、日本は富士重にとって2番目に販売台数が多い国だ。母国市場でもある。これも業績好調が続いたからこそ、2大市場の両方に向いた開発が可能になった。今年5月に発表した2020年までの中期経営ビジョンには「際立とう2020」と名付けた。「際立つ」メーカーであり続けるべく、富士重の試行錯誤が続く。
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