自宅の蔵から銃が出てきた彼女の壮絶すぎる体験 ペタペタ触り、たった半日、通報が遅れただけで

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1500年代から続く旧家の蔵から出てきた「ヤバいモノ」。ペタペタと触り、たった半日、通報が遅れただけで大変な事態に陥った女性の壮絶な体験とは?(写真:Nさん撮影)
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「古い蔵を開ける」

と聞くと、さぞかしすごいお宝が出てくるんじゃないかとワクワクしてしまう。

実際、お宝発掘系のテレビ番組を見ていると、名画や名刀などの逸品が発見されている。

だが実際には、蔵から見つかるのはお宝だけではない。中にはとんでもない“ヤバいモノ”が発見されて、ひどい目にあうこともあるのだ。

今回は、中部地方にお住まいの女性、Nさんにお話を伺った。

1500年代から続く旧家の蔵から出てきた拳銃

Nさんのお宅は少なくとも川中島の戦い(1561年)には存在していたという旧家だ。

Nさん夫婦は墓守もかねて、旧家が代々あった場所に住んでいるという。

「今住んでいるのは新しく建てた家なのですが、古い家の一部を残して蔵、というか物置きにしていたんです。ただずっと放置していたので、ボロボロになってしまいました」

2020年2月上旬。

Nさんは、

「いいかげん取り壊そう」

と決断し、解体業者を呼んだ。

解体業者の親方は若い青年だった。

「物置にしてたので中にはいろいろ入っていたんですが、全部処分してもらって構わないですよと親方には伝えました。

ただ親方は

『重要そうなものは一応確認してもらいます』

と言って作業に入りました」

蔵の中から、位牌や肖像画などが出てくるたびに親方は、

「これ、どうしましょう?」

と言って、Nさんに確認しに来ていた。

数日後、親方が、

「たぶん偽物だと思うんですけど……。こんなの出てきたんですけどどうしましょう」

と言って鉄の塊をNさんに渡した。

それは古い拳銃と、弾丸だった。

「私も親方も興味本位で素手でペタペタと触りました。私の夫は、拳銃にはまったく興味がなくて、触らないどころか、見ることもしませんでした。それが運命の分かれ道でした」

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