
元老・山縣有朋は皇太子殿下と久邇宮良子女王の婚約内定に異を唱える。そんな中、今上(大正)天皇の容体も芳しくなく……
大元帥として。象徴として。そして1人の人間として。
その人は、何に喜び、何に涙し、何に怒り震えたのか──?
物語は大正時代。民間の女性を教育係として育った裕仁(ひろひと)少年。「皇太子のために作られた学校」で個性的な教授陣に支えられて成長し、そしてお妃を迎える年齢に。
教科書でしか知らない歴史上の偉人が続々登場する歴史物語は、知られざる人間ドラマの宝庫……!
作家・半藤一利の『昭和史』を原作に、漫画界の巨人・能條純一が「昭和天皇から見た昭和史」という視点で挑む渾身の雄編。
漫画『昭和天皇物語』(小学館)より抜粋してご紹介します。
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