久々の「au三太郎」CMが視聴者の心に響いたワケ 不思議な「カップヌードル シーフード」CMも好評
総合9位にはKDDI『UQ mobile』の新CMがランクインした。9月1日にスタートした新シリーズ「UQUEEN」の第1弾CMで、満島ひかりと松田龍平が新たに起用されている。
CMは、中世ヨーロッパを連想させる、現代の日本のどこかにあるという設定の豪華絢爛な宮殿、“UQ殿”を舞台に展開。満島は白いドレスのほか、華やかに輝くネックレスやブランドカラーである水色とピンクを基調とした王冠などを身にまとい、女王様気質の“UQUEEN”として登場する。
松田扮する執事から「UQ」のロゴがデコレーションされたスマホカバーをつけたスマホを渡されたUQUEENは大勢の人の集まった大広間に進むと玉座に座り、何かを発表しようとするも執事に小声で「ドラムロール」と指示を出す。
執事が「ドゥルルルルルル……、ダダンッ」と人々の視線を浴びながらドラムロールをまねると、UQUEENは「これからのスマホはすべて、この私が決める!」とスマホを掲げて高らかに宣言。彼女は「反対意見のある人は、足の指を挙げてくださーい」と続け、戸惑う人々を気にも留めず「はい!いないようなので、決定でーす」と強引に話を進めてしまう内容だ。
最後はスマホで楽しげに自撮りするUQUEENを見つめる執事に「世の中変えるのは、案外こういう人かもな」という彼の心の声を重ねた。
20代女性や主婦層など女性を中心に好スコア
新CMシリーズの狙いについて、同社宣伝部メディア・クリエイティブ企画室室長の合澤智子氏に聞いた。
「『シンプルを、みんなに。』というブランドスローガンのもとで展開するUQ mobileのベネフィットをお客さまへこれまで以上によりストレートにお伝えしたいという思いから、新シリーズのスタートに至りました」。注力したポイントについては「サービスをシンプルに訴求するだけでなく信頼感や共感も醸成したいと考え、細部まで作り込んだ“ビューティー感”のある映像表現のほか、ウィットに富んだストーリー展開やキャラクター設定を意識しました。多くの視聴者に次の展開を期待いただけるシリーズになればうれしいですね」と語った。
本作は調査期間でのオンエアはわずか4日間で22回のみの放送だったが、20代の女性や主婦層など女性を中心に好スコアをマーク。チャーミングで芯の強いUQUEENと彼女を支える執事の魅力に加え、華やかな世界観の中で展開するユーモラスな掛け合いが人々の心を捉えた。
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