GS子会社、PCP丸の内の買い手候補に

東京駅隣接ビルの入札で約1650億円を提示

 8月13日、米ゴールドマン・サックスの子会社が、東京駅に隣接するオフィスビル、パシフィックセンチュリープレイス丸の内の入札で買い手の最終候補として残っていることがわかった。写真は丸の内エリアで2008年11月撮影(2014年 ロイター)

[東京 13日 ロイター] - 米投資銀行ゴールドマン・サックスのアセット運用会社、ゴールドマン・アセット・マネジメント(東京都港区)が、東京駅に隣接するオフィスビル、パシフィックセンチュリープレイス丸の内(東京都千代田区)の入札で約1650億円の価格を提示、買い手の最終候補として残っていることがわかった。

複数の関係筋がロイターに明らかにした。

同ビルを売りに出しているのは、不動産投資会社のセキュアード・キャピタル・インベストメント・マネジメント。同社は売却目標価格を約1800億円に設定していた。これまでの入札価格はまだその水準には届いていないものの、応札状況から判断して、成立すれば2008年のリーマン・ショック後、日本で最大の不動産取引になるとみられる。

関係筋によると、すでに二次入札が終わり、売却プロセスは最終段階にきている。買い手の最終候補にはゴールドマンの他にも複数の海外のファンドが残っているとみられる。

セキュアード・キャピタルは、アジアの不動産投資会社PAGのグループ会社で、同ビルを09年に約1440億円で取得した。同社は都心の不動産価格が今後も回復すると判断、投資家からの積極的な入札を予想して売却に動いた。

同ビルは2001年に竣工後、2006年に不動産投資会社のダヴィンチ・ホールディングスが取得。その後、世界的な金融危機を背景に物件価値が大幅に下がり、ダヴィンチの借入金返済が滞ったため、物件売却の権利は債権者の新生銀行<8303.T>に移った。その後、セキュアードがこの物件を取得していた。

ゴールドマン・アセットは外部の投資家から集めた資金を使い、同ビルの購入を計画している。これについて、ゴールドマン側はコメントを差し控えている。セキュアードの関係者には接触ができなかった。

 

(藤田淳子 編集:北松克朗)

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