バイデン米大統領は8日、米軍のアフガニスタン駐留を8月末までに終了すると発表した。米国は目標を達成したため、アフガニスタンの再建を目指すべきではないと主張した。
バイデン氏はホワイトハウスでの演説で、「明確にしておきたいが、米軍のアフガニスタン駐留は8月末まで継続する」と表明。米軍撤退の中で反政府武装勢力タリバンが急速に攻勢を強めても、米国は「女性の権利のために発言し続ける」と述べた。
20年近くに及ぶアフガニスタン駐留の結果、米軍の死者は2448人、負傷者は2万1000人近くに上る。バイデン氏は「アフガニスタンの戦争に新たな世代の米国人を送り込むつもりはない」とし、「20年前の世界に対応するために策定された政策に米国は縛られ続けるわけにはいかない」と述べた。
バイデン氏はタリバンが再びアフガニスタンを制圧することは避けられないわけではないと主張し、同国政府がはるかに大規模で、技術的にも優れた軍隊を有していると指摘した。
原題:Biden Defends Withdrawal From Afghanistan as Taliban Makes Gains(抜粋)
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著者:Josh Wingrove、Jordan Fabian、Nancy Cook
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