次に屋根の一部にかかっていた毛布のようなものが取られ、別のトラックからパンタグラフが吊り上げられる。A車の屋根まで運ばれ、作業員によって据え付けられた。
その作業が終わると、A車の車体に2台のクレーンでロープがかけられた。指揮者の係員の合図で2台のクレーンが呼吸を合わせ、微調整をしながら吊り上げていく。A車の下に台車が据えられてあるのがその時点で初めて確認できた。さすが最近はやりの超低床車両である。
ついに線路に置かれた
線路に下ろされ、車輪とレールを合わせる。A車自体は長さ10m程度で台車が1つしかついていないためか、どうやら前後のバランスをとるのが難しいようである。支えを置いたり微調整をしたりしながら、ようやく線路に置かれた。残念ながら当日は青いラッピングのままであったが、新潟から運ばれた荷物が「車両に変わる」貴重な瞬間をみることができた。
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