世界最速でワクチン接種進める中国が陥る苦境

メーカーの量産にも限界迫る?

欧米のワクチンではメッセンジャーRNA(mRNA)ベースの接種間隔は21-28日だが、米疾病対策センター(CDC)が推奨するのは最大で6週間。英国ではアストラゼネカ製ワクチンに関して4-12週間間隔での接種が勧告されている。

上海市内の会場でシノバック製ワクチンを接種する看護師(4月3日)

ワクチンを国際的に供給する方針が供給不足に拍車

中国はコロナ禍を終わらせる一助として国産ワクチンを世界の公共財にする方針を示しており、これが供給不足に拍車を掛けている。1億回分を超える数量が寄付されたり、国外に販売されたりしているほか、世界保健機関(WHO)が支援し、途上国などにワクチンを分配する国際的枠組み「COVAX(コバックス)」に中国メーカーが加えられる方向であることから、輸出は今後増える見通しだ。

中国はまた、東京五輪向けにワクチン提供を国際オリンピック委員会(IOC)に申し出る一方、供給を期待する欧州諸国とも協議を進めている。

原題:China’s Bid to Ramp Up Vaccinations Hindered by Supply Shortages(抜粋)

著者:Bloomberg News

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