米フェイスブックはオーストラリア国内のサービスでニュース共有の制限を始めた。利用者が投稿したニュースに関して報道機関に対価を支払うようテクノロジー企業に義務付ける法案に従わない姿勢を示した。
フェイスブックによる今回の制限は同法案への対応で最も強力な措置となる。報道機関側はフェイスブックや米アルファベット傘下グーグルのデジタルプラットフォームで扱われるニュースが生み出す価値への対価支払いが必要との立場。両社が広告市場で大きなシェアを握る中で、正当な対価を求めている。
豪州政府・FBは対話を続けることでは一致
フェイスブックの措置によって豪州内でニュース共有ができなくなり、世界のユーザーも豪報道機関が配信する記事の共有が阻まれる。この結果、オンラインでニュースや情報にアクセスする上で最も広く使われる方法の1つが断たれる恐れがある。
フライデンバーグ財務相は現地時間18日朝にフェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)と「建設的な協議」を行ったとツイート。同CEOが法案に関して残る幾つかの問題を取り上げ、今後の道筋を見つけられるよう対話を続けることで一致したと説明した。フェイスブックの広報担当者にコメントを求めたが、すぐに返答は得られなかった。
原題:Facebook Cuts Off News in Australia in Fight Over Payments (2)(抜粋)
著者:Gerry Smith、Kurt Wagner、Angus Whitley
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