部活で「17キロ減量命令」従った女子高生の悲劇 公開で体重測定、部員からの罵声も
ハードな減量で生理が止まった
相談者は、公立高校のバレーボール部に所属しています。部活の顧問から「お前は減量しろ! 理想の体重になるまで皆と同じ練習はさせないし、もちろん試合にも出さない」と減量を命じられました。
しかし、顧問の言う「理想体重」までは17キロ痩せる必要がありました。相談者はランニングと食事制限をしましたが、ほかの部員と同じ練習ができないストレスやハードな減量で、生理が止まってしまったそうです。
数カ月後、ハードな減量を乗り越えた相談者は、顧問に17キロ減量できたと自己申告しました。ようやくほかの部員と同じ練習に参加し、試合にも出してもらえることに。
ところが、ある部員から「体重ごまかしてるんちゃうか、体重計にのってみろ」と言われ、皆の前で体重計に乗せられました。
表示された数字は申告よりも数キロ多く、ほかの部員から「体重ごまかしてまで試合に出たかったんか」「出ていけ」など、罵声を浴びせられたそうです。顧問からも、「お前なんてもういらん、出て行け」と言われたといいます。
翌日、相談者は練習に参加できず、1人でランニングしていた相談者は気分が悪くなり、トイレで倒れ、救急車で病院に運ばれました。数時間意識が戻らず、脳の検査などを行ったところ、「部活における過度なストレスによる精神的なもの」と診断されたそうです。
相談者は、顧問の指導は「精神的な体罰」だと考え、体重測定を強要した部員の行為に対しても「いじめ」ではないかと考えています。