不支持率が5割、「表現下手」菅首相の瀬戸際 会見手法まで変え国民に危機を訴えるが・・・
広報コンサルタントの石川慶子氏は、原稿を見て顔を下げるのは菅首相の癖であり、「そっけないとか表情がない、抑揚がないと批判されてきた」と話す。今回の記者会見は、「国民の批判に声を傾けて、伝え方に工夫を見せた」と評価した。
日本経済新聞社とテレビ東京が1月29-31日に実施した世論調査によれば、菅内閣の不支持率は50%で、政権発足後初めて5割に達した。不支持の理由で首位は「指導力がない」の55%だった。この項目を挙げる割合が50%を超えるのは、菅直人内閣だった2011年7月以来だという。
緊急事態宣言下での与党幹部の銀座のクラブ訪問など政権に打撃を与える問題が続く菅首相にとって、2月は浮沈を左右する月になる。感染対策の決め手とするワクチン接種を予定通り開始し、宣言解除に向けて感染者数を減少させられるかは、衆院選や自民党総裁選にも大きな影響を与える。
著者:延広絵美
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