おへそはなぜ一生消えないか 人体の謎を解く 武村政春著

おへそはなぜ一生消えないか 人体の謎を解く 武村政春著

冒頭に興味深いエピソードが掲載されている。妻に先立たれたある男性が、泣きやまないわが子の口に、苦し紛れに自分の乳首を押し当てることを毎日繰り返していたら、やがて母乳が出るようになったというのだ。

男性の胸にも母乳を出す乳腺組織はわずかながら残っているため、この話は科学的には妥当だという。そして、男性にも乳首があるのは母親がいないときに母乳を出すためではなく、男性が「複製された女性」だからだと説く。この複製という考え方が、全編を貫く科学的キーワードとなっている。

本書は、医学博士である著者がユーモアをまじえながら、一見ふざけた疑問を、最先端科学を使い説いてみせる。

新潮新書 714円

  

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 北朝鮮ニュース
  • インフレが日本を救う
  • 最新の週刊東洋経済
  • ブックス・レビュー
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
小売り、外食…<br>値決めの勝者と敗者

値下げをすれば客が来る、値上げをすれば客が減るという常識が通用しない。「65円靴下」などの激安セールでも客離れに泣くしまむら。一方で、壱番屋やリンガーハットは値上げをしても客足は遠のかない。勝敗の分岐点はどこにあるのか。