米国株続落、ナスダックは4000割れ 週間では2012年6月以来の大幅下落

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4月11日、米国株式市場は値動きの荒い展開の末、続落して終了した。写真はニューヨーク証券取引所のトレーダーら(2014年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 11日 ロイター] -11日の米国株式市場は値動きの荒い展開の末、続落して終了した。なかでもナスダック総合指数<.IXIC>は今年2月上旬以来初めて4000を割り込んで取引を終えた。

きょうは終盤になって売りが加速、バイオテク株やその他モメンタム株がナスダック指数を大幅に押し下げた。JPモルガン決算への失望感から、銀行株の一角も売られた。

終値は、ダウ工業株30種<.DJI>が143.47ドル(0.89%)安の1万6026.75ドル。

ナスダック総合指数<.IXIC>が54.38ポイント(1.34%)安の3999.73。

S&P総合500種<.SPX>が17.39ポイント(0.95%)安の1815.69。

ナスダック総合指数は2月上旬以来初めて4000を割り込んで終了。これまで人気のあった銘柄の多くが、数週間前につけた過去最高値圏を大幅に下回っている。

また週足では、S&P総合500種が2.6%下落、ナスダック総合指数は3.1%下落した。両指数ともに、週間ベースでは、2012年6月以来の大幅な下落となった。

JPモルガン・チェースは3.7%安。11日発表した第1・四半期決算は、トレーディング収入の減少が響き利益が市場予想を下回るなどさえない内容だった。

S&P金融株指数<.SPSY>は1.2%下落。S&P500では業種別で最大の下げ。

ナスダック・バイオテクノロジー株指数<.NBI>は2.8%安。フェイスブックやリンクトインを含むグローバル・X・ソーシャル・メディア・インデックスは2.3%下げた。フェイスブックは1.1%安、インクトインは2.5%安。

半面、第1・四半期が14%増益だったウェルズ・ファーゴは0.8%高。

BATSグローバル・マーケッツによると、ニューヨーク証券取引所、ナスダック、NYSE MKTの3市場の出来高は約73億株と、今月平均の69億株を上回った。

(カッコ内は前営業日比)

 

ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>

終値         16026.75(‐143.47)

前営業日終値    16170.22(‐266.96)

ナスダック総合<.IXIC>

終値         3999.73(‐ 54.38)

前営業日終値    4054.11(‐129.79)

S&P総合500種<.SPX>

終値         1815.69(‐ 17.39)

前営業日終値    1833.08(‐ 39.10)

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