【産業天気図・総合電機】主要3社は10年3月まで利益低水準で「雨」、来春以降は上向く見込み

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予想天気
  09年10月~10年3月    10年4月~9月

総合電機3社の業績は改善方向にあるものの依然として利益水準は低く、2009年10月~10年3月は「雨」、10年4月~10年9月も「曇り」を予想している。

日立製作所<6501>の今10年3月期は、大幅な売上高の落ち込みから営業利益は悪化するものの、期初の予想よりも営業減益幅は縮小しそうだ。今期2000億円を見込んでいた固定費削減を600億円上積みするほか、資材費の低減も計画通り進んでいるため。今期は薄型テレビ事業や自動車機器関連事業の構造改革、携帯電話端末事業(合弁)のNEC<6701>との事業統合、持分法半導体会社のルネサステクノロジ<非上場>のNECエレクトロニクスとの統合など不採算事業の処理を進めている。上場子会社5社を10月にTOB、今後完全子会社化するなど、膨張したグループ企業の再編も少しずつではあるが進めている。

財務面でも、12月に公募増資10億9000万株、第三者割当増資6000万株で合計11億5000万株(発行済み株式数の約34%)と1000億円分の転換社債発行により3492億円(手取り概算)を調達する。2600億円を社会イノベーション事業の強化に、残りを借入金の返済に充てる予定。増資による資本増強で前期末11.2%まで落ち込み、今期も最終赤字で悪化が予想される株主資本比率の改善にもメドを付けた。

来11年3月期以降は赤字事業の軽減や力を入れている社会インフラの収穫も見込めるため、業績は改善する見込み。ただ、出資比率が下がるとはいえ、統合で規模が大きくなったルネサスの赤字額が拡大すれば負担軽減となるかどうかはわからない。

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