鉄道4社、ソラシドエアと「異業種コラボ」の狙い 「ドレミファ」京急、西武、京成、東急が参加
今回のキャンペーンの開催に先立ち、10月18日に羽田空港で各社の担当者らが出席して報道関係者向けの発表会を開いた。
ソラシドエアの西尾敏取締役営業本部長は「私どもは九州の翼なので、まだ首都圏での認知度が低い。認知度向上と搭乗促進を図る」と強調。首都圏の私鉄に関しては「九州でのPRをお手伝いして利用を促進する」と企画の意図を説明した。
鉄道感あふれる機内?
「ソラ鉄」キャンペーンには2つの目玉企画がある。1つは私鉄4社によるオリジナル乗車券の販売だ。京成は京成成田駅、京急は羽田空港国内線ターミナル駅、西武は本川越駅、東急は田園調布駅で、それぞれ11月1日から「ソラ鉄お散歩きっぷ」を売り出す。
一方、ソラシドエアはすべての便で搭乗証明書を配布。4駅を回って集めた乗車券と搭乗証明書の計5枚を集め、12月16日以降、羽田空港のソラシドエアカウンターに持参するとコンプリート特典として先着で「ソラ鉄オリジナルクロック」がもらえる。時計を特典にしたのは「鉄道と航空の共通点は時間にどれだけ正確かということがお客さまとの約束」(ソラシドエアで企画を担当した井町雅一さん)だからだそうだ。
西尾取締役も「一歩踏み込んだ企画」と胸を張る。もう1つの目玉は「ソラ鉄ジェット」の運航だ。期間中、飛行機1機をキャンペーンの特別仕様に仕立てる。
ヘッドレストカバーや、ドリンクサービスの紙コップに「京成パンダ」(京成)、「けいきゅん」(京急)、「レイルくん」(西武)、「のるるん」(東急)のほか「ソラシドリ♪」(ソラシドエア)といった各社キャラクターを描く。客室乗務員もオリジナルデザインのエプロンを着用。鉄道感あふれる機内を演出する。
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