若者はなぜ殺すのか アキハバラ事件が語るもの 芹沢俊介著

若者はなぜ殺すのか アキハバラ事件が語るもの 芹沢俊介著

「誰でもよかった」。これは無差別殺傷という行為に走った青年たちが、事後に共通して発した言葉だ。この「誰でもよかった」という投げやりな心性はどこから来るのか。

若者が引き起こす事件を見つめ続けてきた著者は、今年6月東京・秋葉原で7人を殺害した青年が事件前に携帯電話サイトに書き込んだ「人間関わりすぎると怨恨で殺すし、孤独だと無差別に殺すし、難しいね。『誰でもよかった』。なんかわかる気がする」という一文に着目し、無差別殺傷行為に走る若者が根本に抱く「孤独」の本質を洞察。自暴自棄な態度に浮かぶ自己崩壊状態、一般化する自傷行為。救いはいったいどこにあるのか、若者の心の内に及ぶ現代社会の病理を論じる。

小学館101新書 756円

Amazonで見る
楽天で見る

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ソロモンの時代―結婚しない人々の実像―
  • 今見るべきネット配信番組
  • コロナ後を生き抜く
  • 晩婚さんいらっしゃい!
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
地銀 最終局面<br>首相が追い込む崖っぷち

遅々として進まなかった地銀再編。しかし菅義偉首相は明確に踏み込みました。全国の地銀はどう動くのか、現状を徹底取材。今後起こりうる地銀再編を大胆予測。さらにビジネスモデルや行員の働き方にも注目し、地銀が生き残る道について探りました。

東洋経済education×ICT