日経平均続伸、週明け2万4000円超えなるか 中国株高・円安など支え、一時300円近い上げ

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 9月21日、東京株式市場で日経平均は6日続伸した。前日の米国株市場でダウが最高値を付けたことで投資家心理が好転。朝方から買いが先行した。写真は都内の株価ボード前で2015年4月に撮影(2018年 ロイター/Issei Kato)

[東京 21日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は6日続伸した。前日の米国株市場でダウが最高値を付けたことで投資家心理が好転。朝方から買いが先行した。後場は中国株の上昇や為替の円安推移などを横目に一段高となり、上げ幅を300円近くまで拡大する場面もあった。

TOPIXも6日続伸。セクター別では33業種中、医薬品、金属製品、その他製品を除く30業種が上昇。石油・石炭製品、海運、保険、鉄鋼などが値上がり率上位となった。

米中貿易戦争への過度な警戒感が後退。安倍晋三首相の自民党総裁選勝利による政局の安定や経済対策への期待などが買い安心材料になったという。日経平均は一時2万4000円近くまで上昇した。ただ、3連休を前に利益確定売りも入りやすく、大引けにかけて上げ幅を縮小した。

来週以降、日米の通商協議や首脳会談、米連邦公開市場委員会(FOMC)などを控えている。首脳会談については「トランプ米大統領が無理難題を吹っかけてくる可能性は十分ある。リスクシナリオも念頭においておきたい」(アイザワ証券の日本株ストラテジスト、清水三津雄氏)との声も出ていた。

個別銘柄ではスルガ銀行<8358.T>が大幅反発し、ストップ高比例配分。前日、創業家が保有株式の売却を検討していることが報じられ、ガバナンス改善を期待した買いが先行した。Ubicomホールディングス<3937.T>も一時ストップ高となり、年初来高値を更新した。20日、生体認証による本人認証、決済サービスを手掛けるLiquid(東京都千代田区)と資本業務提携すると発表し、材料視された。

東証1部に新規上場したイーエムネットジャパン<7036.T>の初値は7000円で、公開価格の2.3倍となった。初値を付けた後、一時8070円まで上値を伸ばした。

東証1部の騰落数は、値上がり1591銘柄に対し、値下がりが456銘柄、変わらずが63銘柄だった。

 

日経平均<.N225>

終値      23869.93 +195.00

寄り付き    23848.63

安値/高値   23764.05─23971.41

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1804.02 +16.42

寄り付き     1798.77

安値/高値    1795.31─1807.67

 

東証出来高(万株)207835

東証売買代金(億円) 39626.66

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