1日の米国株、S&P500とナスダックは上昇 通商問題を楽観視、インフレ懸念は根強い
[ニューヨーク 1日 ロイター] - 米国株式市場ではS&P総合500種指数<.SPX>が小幅に値上がりし、ハイテク株の多いナスダック総合指数<.IXIC>も上昇した。通商問題を巡る楽観的な見方が相場を下支えした。
ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は1日、中国訪問に先立ち、目指すのは中国経済の開放で、経済システムの変更でないとの認識を表明。これを受け、株価はこの日の安値から戻した。
一方、メキシコのグアハルト経済相は、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉で争点となっている自動車分野のルール変更について、メキシコ政府が米国の提案に来週回答する方針で、交渉官が十分な創造性と柔軟性を示せば、合意に至る可能性は高いと述べた。
こうした通商問題を巡る明るいニュースが、この日の株価の下押し要因となっていたインフレ懸念を相殺した。
ただ、企業がコスト高に警告を発する中で、投資家のインフレ懸念は根強い。
米供給管理協会(ISM)が発表した4月の製造業景気指数は前月から低下した一方、トランプ政権が発動させた鉄鋼とアルミニウムに対する輸入制限措置などを背景とした原材料価格の上昇を反映し、価格指数は上昇した。
また、原油価格は2014年以来の高値圏にある。
コスト上昇を受け、米連邦準備理事会(FRB)による年内の利上げ回数が想定を上回る懸念も強まっている。
個別銘柄では、米製薬大手ファイザー<PFE.N>が3.3%安。第1・四半期決算で売上高が予想を大きく下回ったことを受けた。乳がん治療薬「イブランス」や、関節リウマチ治療薬「ゼルヤンツ」の売り上げが予想に届かなかった。
米アップル<AAPL.O>は引け後に4%超上昇。第2・四半期決算(3月31日まで)では売上高と利益が市場予想を上回った。
米フェイスブック<FB.O>のザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は1日、同社として初めてデートサービスを開始すると発表。
これを受け、恋愛・結婚マッチングサイト運営の米マッチ・グループ<MTCH.O>の株価は22.1%急落。マッチ・グループの親会社のIAC<IAC.O>も17.8%安。フェイスブックは1.1%高。
ニューヨーク証券取引所では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.10対1の比率で上回った。ナスダックでは1.43対1で値上がり銘柄数が多かった。
S&P500構成銘柄をみると、4銘柄が52週高値を更新し、29銘柄が新安値を付けた。ナスダック総合構成銘柄では36銘柄が新高値を、72銘柄が新安値をそれぞれ更新した。
米取引所の合算出来高は65億6000万株。直近20営業日の平均は65億4000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 24099.05 -64.10 -0.27 24117.2 24117. 23808. <.DJI>
9 29 19
前営業日終値 24163.15
ナスダック総合 7130.70 +64.44 +0.91 7053.65 7133.2 7036.1 <.IXIC>
7 8
前営業日終値 7066.27
S&P総合500種 2654.80 +6.75 +0.25 2643.64 2655.2 2625.4 <.SPX>
7 1
前営業日終値 2648.05
ダウ輸送株20種 10388.39 -35.18 -0.34 <.DJT>
ダウ公共株15種 705.23 -1.78 -0.25 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 1265.94 +21.54 +1.73 <.SOX>
VIX指数 15.49 -0.44 -2.76 <.VIX>
S&P一般消費財 826.64 +1.33 +0.16 <.SPLRCD>
S&P素材 356.67 -0.04 -0.01 <.SPLRCM>
S&P工業 604.39 -2.78 -0.46 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 512.69 -4.56 -0.88 <.SPLRCS>
S&P金融 455.74 +0.39 +0.08 <.SPSY>
S&P不動産191.89 +1.30 +0.68 <.SPLRCRE
C>
S&Pエネルギー 541.54 -3.02 -0.55 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 951.54 +0.27 +0.03 <.SPXHC>
S&P電気通信サービス 147.10 -1.14 -0.77 <.SPLRCL>
S&P情報技術 1158.70 +16.72 +1.46 <.SPLRCT>
S&P公益事業 260.66 -0.73 -0.28 <.SPLRCU>
NYSE出来高 8.14億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物6月限 ドル建て 22560 + 60 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物6月限 円建て 22540 + 40 大阪比 <0#NIY:>
(ロイターデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)
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