ドコモ社長「5G投資は利益を圧迫しない」 投資額は3GやLTEより少なくて済む
ドコモは6月1日、指定したスマートフォンを購入すると、端末の購入補助をしない代わりに、毎月1500円を無期限で割り引く新料金プラン「ドコモウィズ」を導入した。
吉澤社長は契約状況について「まだ10万台にはいっていないが、思った以上に出ている」ことを明らかにした上で、今後対象機種を拡大する意向を示した。ただ1500円の割引額は「そのままにしておきたい」としており、当面はこの割引額に見合うミドルクラスまでの機種を対象とする見通しだ。
ドコモウィズの契約者は40─50代が多く、従来型携帯電話(フィーチャーフォン)からの乗り換えが目立つという。
データ無制限プランは「今のところ考えていない」
ソフトバンクとKDDI(au)<9433.T>は端末や通信料の割引だけでなく、クーポンを配布することで特定の日に提携先の品物などがもらえる顧客還元策を導入している。
これについて吉澤社長は「ドコモはその戦略は取りたくない。それと通信をどう絡ませるのか。もっとオーソドックスなやり方の方が良い」と述べ、導入に否定的な見方を示した。
米国で導入が相次いでいるデータ無制限プランについては「今のところ考えていない」と語った。
(志田義寧 山崎牧子)
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