Uber、ついにトラビス・カラニックCEOが辞任

株主からは辞任要求が高まっていた

 6月21日、米紙ニューヨ-ク・タイムズは、米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズの共同創業者であるトラビス・カラニック最高経営責任者(CEO)が辞任したと報じた。写真は同CEO。天津で昨年6月撮影(2017年 ロイター/Shu Zhang)

[サンフランシスコ 21日 ロイター] - 米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズ[UBER.UL]の共同創業者であるトラビス・カラニック最高経営責任者(CEO、40)が20日、辞任した。同社のセクハラ問題など一連の不祥事が続く中、株主からの圧力が高まり辞任に追い込まれた。

カラニック氏は社員に宛てた電子メールで「ウーバーをこよなく愛しているが、私生活においてもつらい時期にあるため、投資家の要請を受け入れ辞任することを決めた。私が辞任することで、ウーバーは新たな闘争によって気を散らすことなく、再度成長に集中できる」と語った。ロイターが同メールを確認した。

関係筋によると、ベンチャーキャピタルのベンチマークやファースト・ラウンド・キャピタルなど主要株主がカラニック氏に辞任を求めたという。

カラニック氏は今後、取締役にとどまるという。

後任は明らかになっていないものの、米フェイスブック<FB.O>のシェリル・サンドバーグ最高執行責任者(COO)が候補に挙がっていると報じられている。ただ、サンドバーグ氏の近い筋はロイターに対し、同氏はフェイスブックにとどまる意向としている。

カラニック氏は2009年にウーバー創業の立役者となり、時価総額680億ドルを誇る配車サービス世界最大手に育て上げた。

ただ今年に入り、社内でセクハラやいじめが横行しているとの問題が浮上したほか、米アルファベット<GOOGL.O>の自動運転車部門「ウェイモ」が、ウーバーが自動運転車技術を盗用したとして提訴するなど、一連の問題に直面していた。

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