米国が利上げ決定、ドル円は一時108円台に 年1.00-1.25%、年内バランスシート縮小へ

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政策金利の0.25%引き上げは予想通り。気になるドル円相場への影響は?(写真:GooDween/PIXTA)

米連邦準備理事会(FRB)は、6月13―14日に開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)で、市場の予想通り、政策金利の指標であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標について0.25%の引き上げを決定した。FF金利は年0.75―1.0%から、年1.00─1.25%になる。

この決定についてはジャネット・イエレン議長を含む9人のうち8人が賛成票を投じたが、ミネアポリス連銀総裁のニール・カシュカリ氏のみ反対票を投じた。

また、委員会は、年内にバランスシートの縮小に着手する方針を明確にした。「経済がおおむね想定通りに進展すれば、バランスシートの正常化プログラムを今年開始する」とし、満期を迎えた米国債については、月当たりの再投資の縮小額を上限60億ドルに設定。その後3カ月ごとに60億ドルずつ上限を引き上げ、1年後に最大月300億ドルとする。

FOMCの声明を受け、NY為替市場ではドル円相場が1ドル=108円台まで下落した後、日本時間午前4時台では109円台を回復している。

東洋経済オンライン編集部

ベテランから若手まで個性的な部員がそろう編集部。編集作業が中心だが、もちろん取材もこなします(画像はイメージです)

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