アマゾンのベゾス氏、買収は高値づかみか 4倍超の価格で買収したかもしれない
[7日 ロイター] - 米ネット小売り大手アマゾン・ドットコム
ベゾス氏は5日、米ワシントン・ポスト
デシルバ・アンド・フィリップスのマネジングパートナー、リード・フィリップス氏によると、ワシントン・ポスト紙の単価は利払い・税・償却前利益(EBITDA)の3.5─4.5倍。
また、モーニングスターのアナリスト、リャン・フェン氏の推計によると、ワシントン・ポストの新聞部門のEBITDAは昨年、年金負債を含めないで1500万ドルだったとみられる。ワシントン・ポストのドナルド・グラハム最高経営責任者(CEO)は、昨年の新聞部門は利益を上げたと明らかにしたものの、具体的な数字には言及しなかった。
これらの数字に基づけば、ベゾス氏は2012年EBITDAの約17倍を支払ったことになる。
ワシントン・ポストの株価は6日、4%強上昇した。
ただ、アナリストやバンカーらは、ワシントン・ポストなどの新聞には通常の財務基準は適用できないと指摘する。ブランドネームといった無形資産や、スポーツチームなどの目立った資産を持っていれば、価格は買収者が同意するかどうかで決まるからだ。
ワシントン・ポストのグラハムCEOは5日のインタビューで、「私が価格を提示し、ジェフ(・ベゾス氏)が支払うことに同意した」と述べた。
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