各路線でこんなに違う、新幹線の特急料金

東海道、九州、東北、北海道、北陸など徹底比較

2016年開業の北海道(奥津軽いまべつ―木古内間、74km)は2510円と、わずかだが東北より安い。なお、同区間は立席特急券(全席指定だが空席があれば座れる)なら1490円だ。

山形(福島―山形間、87.1km)と秋田(盛岡―大曲間、83.2km)はいずれも1700円。在来線の特急料金の基本となるA特急券の価格と同じだ。というのも、山形、秋田とも法律上は新幹線ではなく、在来線並みのスピードしか出さない。そのため在来線の価格体系が用いられていたのだ。ちなみに秋田の同区間は立席特急券を使えば1180円だ。

続いて距離200km区間を見ていこう。東海道(東京―静岡間、180.2km)、山陽(新大阪―岡山間、180.3km)はどちらも3000円。東北(東京―新白河間、185.4km)、上越(東京―越後湯沢間、199.2km)は3320円。東北・上越の料金が東海道よりも1割強高いという構図は100km圏と同じ。1997年開業の北陸(東京―上田間、189.2km)も同じく3320円と、東北・上越の料金体系を踏襲している。

運営会社がまたがると割高に

ところが、飯山―金沢間198.2kmは3760円と、東京―上田間より440円も高い。同じ北陸新幹線なのに料金が違うのはなぜか。その理由は上越妙高を境に東西で運営会社がJR東日本とJR西日本に分かれるから。

運営会社が違う山陽・九州新幹線なら博多、東北・北海道なら新青森というまたぎ区間で特急料金がはね上がる。北陸新幹線でも保守基地などの設備を両社が増設するため、上乗せ費用が必要だという。なお、東海道・山陽新幹線は国鉄時代に両新幹線を一体のものとして特急料金を設定しており、2社またぎ区間の料金が上がることはない。

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