東芝、メモリー好調で営業利益は倍増 テレビの不振をカバー
テレビ、パソコンで180億円の赤字
一方、テレビ事業は100億円の赤字、パソコン事業は80億円の赤字となり、全体の足を引っ張った。テレビの赤字額で大きいのは欧州とロシアで、日本、米国も2桁前半の赤字となっており、4つの国・地域を合わせると80億円を超えるという。パソコンについては「赤字の3分の2は欧州で出ている」(久保副社長)。
東芝テックによる米IBM
ただ久保副社長は、仮にテレビ、パソコンが下期に悪化しても、需要が堅調で円安効果もある「半導体で取り戻したい」と語り、据え置いた今期業績予想は「十分に達成可能だ」と語った。
14年3月期の連結業績予想は、営業利益が前期比34.4%増の2600億円の見通し。トムソン・ロイター・エスティメーツによると、アナリスト23人が過去90日間に出した予測の平均値は3270億円で、会社予想はこれを20.4%下回っている。売上高は同5.2%増の6兆1000億円、純利益は同29.3%増の1000億円をそれぞれ見込む。
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