任天堂、ゲーム機「スイッチ」を3月3日に発売 2万9980円、発売と同時に人気ゲームを投入

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写真は都内の発表会場で展示された同機(2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 13日 ロイター] - 任天堂<7974.T>は13日、新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ」を3月3日に発売すると発表した。日本をはじめ、米国やカナダ、欧州主要国、豪州、香港などで同日発売する。価格は2万9980円。米国では299.99ドル。

新型機の投入は2012年に発売した据え置き型ゲーム機「Wii U」以来となる。

本体に液晶画面がついており、据え置き型ゲーム機としても、ドックから取り外して携帯ゲーム機としても遊べるのが特徴。2つのコントローラーは本体から着脱可能で、複数の人数で遊ぶこともできる。

発売と同時に人気ゲーム「ゼルダの伝説 ブレス・オブ・ザ・ワイルド」を投入する。夏に「スプラトゥーン2」を、冬に「スーパーマリオ オデッセイ」を発売。現在、ソフトメーカー各社が80タイトル以上を開発中という。

任天堂の君島達己社長は、新たなコントローラーなどにより「新しい娯楽の世界を提供したい」と語った。

同社の今期売上高予想は4700億円と、8期連続の減収となる見通し。据え置き型ゲーム機「Wii」が大ヒットした2009年3月期の1兆8386億円の約4分の1まで縮小する。

スイッチで減収に歯止めをかけることができるのか。トムソン・ロイターが調べたアナリスト22人の2018年3月期の売上高予想の平均値は7404億円となっており、来期は9期ぶりに増収に転じる可能性が高い。

だが、発表後に株価は軟化、13日は前日比1450円安(5.75%安)の2万3750円で取引を終えた。

ドルトン・キャピタル・ジャパンのシニアファンドマネージャー、松本史雄氏は「価格が2万5000円程度なら好感されただろうが、値付けのところは高めということになるのだろう」と指摘。ソフト数も「スタート段階ではちょっと少ない」とし、新ゲーム機の予約状況が堅調を維持できるかどうかが今後の株価を左右するとの見方を示した。 

(志田義寧 取材協力:長田善行)

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