有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス #鉄道最前線

川崎重工が陥った「インド鉄道ビジネス」の罠 円借款でも安心できない日本メーカーの弱点

6分で読める 有料会員限定
2/3 PAGES

ところが、日本連合が提示した価格が高すぎた。インド側の想定価格は1両あたり2.5億ルピー(約4.2億円)と伝えられている。ちなみにインド政府は昨年11月に仏アルストムに1万2000馬力の電気機関車800両を2000億ルピー(約3400億円)で発注している。まさに1両当たり2.5億ルピーであり、どうやらアルストムの案件を参考にしていたようだ。

一方で、日本連合が提示した価格は現地の報道によれば1両当たり5億ルピー(約8.4億円)で、インド側の想定と2倍の開きがあった。インド側の要請を受けて日本連合は価格を3.6億ルピー(約6.1億円)に引き下げたが、折り合いはつかなかった。昨年暮れには契約成立のはずだったが、事態は今も膠着状態が続く。

「中国勢と競合するなら相当厳しい価格をつけないと受注できないが、日本タイド案件なら多少高めでも許されるはず」(関係者)という声は確かにあった。インド側にしてみれば調達価格が多少高くなっても低金利融資で利払い負担は軽くなり、元は取れる。だが、調達価格が想定から2倍も割高というのは、さすがに無理があったようだ。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数