日本株、「秋の暴落」はもうないかもしれない リソー教育は成長持続で、売り方針を転換

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今年の秋は暴落は、ないかもしれない(写真: kazukiatuko/PIXTA)

日本株は外国人投資家が買いに転じたこともあり、ジリジリと上昇。半年ぶりの高値に。カリスマ投資家の内田衛氏は10月の中旬から下旬にかけてどんな取引をしていたのだろうか。株日記で振り返ってみよう。

【10月10日(月)体育の日】米大統領選挙、2回目討論会もヒラリー氏勝利とCNN。三菱自動車(7211)は浦和レッズ株を三菱重工(7011)へ売却と報道。

コジマ復配ならず、ビックカメラ増配には笑みが出た

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【10月11日(火)】NYダウは、88ドル高の1万8329ドルと3日ぶり反発。日経平均株価は、164円高の1万7024円と1カ月ぶりの1万7000円台を回復。15時、優待目的保有のコジマ(7513)が平成28年8月期決算を発表した。売上高は、2262億9700万円と前期比0.1%増、営業利益は、20億1000万円と前期比122.3%増、当期純利益は、5億6500万円と黒字転換したが、復配ならず。

「コジマ×ビックカメラ」店の効果が出ているようだ。株主として応援の気持ちで7月7日に携帯の機種変更(iPhone 5からSEへ)をコジマ×ビックカメラ店でしたので、この決算に貢献できたと思う。平成29年8月期営業利益は、前期比24%増の25億円の計画。本日の終値は、6円高の230円。16時、リソー教育(4714)の第2四半期決算が発表され、3-8月期の営業利益は、前年同期比8.4%増の7億3400万円と堅調な決算。

【10月12日(水)】午前5時半、日経225先物は、130円安の1万6880円、NYダウは、200ドル安の1万8128ドルと大幅安。アルコアの7-9月決算が市場予想に届かず嫌気したようだ。日経平均は、184円安の1万6840円と反落した。

【10月13日(木)】午前5時半、日経225先物は、70円高の1万6940円、NYダウは、15ドル高の1万8144ドル。日経平均は、65円安の1万6774円と続落。15時、優待目的保有のビックカメラ(3048)から増配に関するお知らせがあり、嬉しいニュース。期末配当を5円から7円とし、通期10円から12円となる。

平成28年8月期決算は、売上高は2.0%減の7790億8100万円だったが、当期純利益は、119億8500万円と過去最高となった。増配発表で年間配当12円となったが、1株当り純利益は、65.91円で配当性向18.2%なので、もっと増配してくれても良かったのではないかと思う。

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